| ◆二嶋宣人議員 | |
| 皆様こんにちは。自由民主党岡山市議会の二嶋宣人です。 傍聴席の皆様,本日はお忙しい中,この岡山市議会の議場に,また生のライブにお越しいただきましてありがとうございます。どうぞ最後までよろしくお願いいたします。 それでは,通告に従いまして質問に入らせていただきます。 大きい1番,岡山市委託事業について。 (1)在宅当番医制度について。 岡山市は,休日在宅当番医制度を実施し,市内6つの郡市医師会の協力により,休日に規定数の当番医を確保しています。しかし,さきの年末年始のインフルエンザ流行期には受診患者が急増し,当番医の負担が極めて過重となりました。保健所はどこよりも感染状況を把握するべき機関であるはずですが,その保健所が臨時拡充の要否判断を医師会に委ねようとする現状は適切でしょうか。岡山市が主体的に判断し,感染症拡大期には臨時拡充を正式に制度化するとともに,追加の在宅当番医の報酬を明確に担保すべきと考えますが,御所見をお示しください。 (2)学校医,園医,協力医について。 岡山市立の小・中学校及び幼稚園における学校医,園医,協力医の選定は,岡山市が各郡市医師会に対し,そのエリア内の全ての学校医,園医,協力医の推薦を毎年依頼し,その推薦に基づき行われています。しかし,辞任等により欠員が生じた場合には,その学校の所在エリアの郡市医師会が補充候補者を探し,岡山市に推薦する仕組みとなっています。 近年,郡市医師会所属の開業医も高齢化が進み,従来のように全てを会員から選任することが困難になりつつあります。 なお,郡市医師会は岡山市立の学校や園の健康診断を岡山市との契約に基づき実施していますが,その契約には学校医,園医,協力医の人選を一元的に担う旨に規定されていません。 ついては,学校の所在エリアの郡市医師会に限定せず,岡山市が主体的に人選を行う体制に改めるべきではありませんか。また,市立保育園,認定こども園の園医及び協力医については,従来どおり岡山市が人選すべきと考えます。御所見をお示しください。 (3)郡市医師会が関与する事業について。 岡山市の健康診査,がん検診,予防接種,学校医,園医,休日当番医,介護認定審査など多岐にわたる事業を郡市医師会が担っています。しかし,現場では事前協議のないまま決定事項が通知され,予算の制約を理由に修正できないケースがあったと伺っています。その結果,翌年度に回すとされた課題が人事異動等により引き継がれず,事実上放置される事例も指摘されています。 ついては,郡市医師会が関与する事業について,事前協議を制度として担保し,特に予算編成前に協議を行う仕組みを構築すべきと考えます。御所見をお示しください。 大きい2番,地域医療について。 (1)周辺地域の患者の移動手段について。 高齢者の免許返納が推奨される一方,郊外では公共交通の便が減少し,外来通院が困難な高齢者,いわゆる医療難民が増えています。加療を自己中断するケースもあり,健康への影響が懸念されます。岡山市としては,高齢者が免許を返納した後も移動手段を確保し,加療を継続できるようにする方策が必要と考えます。御所見をお示しください。 (2)#7119の活用について。 不要不急の救急要請を減らすことは重要ですが,市民が現場で要否を正しく判断するのは極めて困難です。抑制を強調し過ぎれば,本来必要な救急要請まで控えてしまう事態を招きかねません。必要なときには迷わず救急要請をする啓発が必要と考えます。 また,10月1日から開始される#7119,救急安全センター事業については,岡山市のみならず,県全域との連携が不可欠です。県との協議状況と今後の方向性について御所見をお示しください。 (3)高齢者の医療と在宅療養の継続について。 (1)でも触れましたが,外来通院が困難な高齢者の増加は,必要な医療が途切れる危険を高めています。特に岡山市郊外では独居高齢者も多く,通院が難しくなると在宅医療の役割が一層重要となります。しかし,現状では,在宅医や訪問看護,介護サービス事業所の減少により,郊外での対応は非常に厳しい状況です。その結果,自宅で暮らしたいという高齢者の希望がかなわず,やむなく施設入所となるケースが増えています。岡山市として,郊外も含め,訪問看護,介護サービス事業所の充実を図り,通院困難な高齢者の医療や在宅療養を途切れさせないための具体的な対応について御所見をお示しください。 (4)みとりについて。 国の地域医療構想により病床削減が進み,在宅でのみとりが推進されています。しかし,在宅医の数は限られており,全ての患者を在宅でみとることは現実的ではありません。特に郊外では新たに在宅医療を開始する医療機関が少なく,みとりの負担の大きさが在宅医の増加を妨げています。岡山市には,入院医療機関においても一定程度のみとりを推進し,地域包括ケア病床の活用などにより在宅医療と病院医療の連携で高齢者の終末期医療の充実を図ることについて御所見をお示しください。 (5)介護施設や自宅における終末期対応について。 介護施設で終末期の高齢者が急変した際,慌てて救急搬送される事例が少なくありません。救急搬送は心肺蘇生による救命処置が前提であり,病院も突然の搬送患者に適切な処置方法を判断できない場合があります。みとりの患者については,主治医の診療情報がないと警察を伴う検死となり,家族に大きな負担をかけます。岡山市には,介護施設に対し,日頃から家族と急変時対応について繰り返し話し合い,不要な救急搬送を避けるよう啓発を強化する旗振り役としての役割を期待します。また,同様の問題は自宅療養者にも見られるため,市民全体の周知啓発の必要性について御所見をお示しください。 (6)独居高齢者の見守りについて。 岡山市郊外の独居高齢者は増加傾向にあり,家族が離れて暮らすケースも多く見られます。医療や介護サービスにつながっていない方も少なくありません。現在,地域での見守りの仕組みはありますが,今後さらに増える独居高齢者に対応するには,制度のさらなる充実と強化が必要です。岡山市として,現状を踏まえた見守り体制の拡充と強化について御所見をお示しください。 以上で1回目の質問を終わります。(拍手) |
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| ○田口裕士議長 | |
| 当局の答弁を求めます。 | |
| ◎答弁 大森雅夫市長 | |
| それでは,二嶋議員の質問にお答えいたします。 私は,#7119について話をいたします。 夜また休日などに急な病気またけがをしたとき,救急車の要請や医療機関の受診に迷った際などに,看護師などの専門家が電話でアドバイスを行う救急安心センター事業#7119を10月1日から開始することにしております。急な病気やけがをしたときに利用してもらうことで市民に安心感を与えられるよう,積極的な広報をしていきたいと思っております。 なお,明らかにいつもと様子が違うなど,緊急性が高い場合は迷わず119番をしていただくよう,周知の徹底を図りたいと思います。 救急医療に関する施策でありますが,市域また二次保健医療圏を超えて県全体での運用が必要であると思っております。したがって,事業の運用地域を限定することは好ましくないと思っております。#7119,短縮ダイヤルサービスは,都道府県内で1つしか設定できない仕組みとなっており,岡山県内で使えるのは1つであります。したがって,県が実施主体になるのがいいのではないかということで担当者間で協議を進めてまいりましたけれども,その実施には至りませんでした。したがって,今年度,令和7年度の予算を議論するときにどうするかというのが大きな議論の争点になったわけであります。 我々としては,やはり市民に安心感を与えられるよう,まずは取りあえずやってみるべきではないかということで岡山市が先行的に動くことにいたしました。ただ,先ほど申し上げたように,岡山市だけで動いたんでは,この#7119というのは県内で1つしか使えない。そして,岡山市民を除く県民も同じように安心感を得たいと思っておられる方が多いだろうということで,取りあえずは今年度から岡山の連携中枢都市圏の中の3市3町と連携してスタートすることにいたしました。そして,先日の県市長会でもこの事情を話をさせていただき,多くの市町村に参加を呼びかけているところであります。市だけじゃなくて町村についても,これから──もう既に呼びかけているかもしれませんけれども,我々としては来年度から全市町村に参加いただけるようにするのが一番望ましいと考えているところであります。先ほど申しましたように,全県で対応する話でもあり,我々としては県が実施主体となるよう引き続き求めていきたいと思います。県市長会からも同じような提言をさせていただいているところであります。 私からは以上です。 |
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| ◎答弁 西謙一保健福祉局長 | |
| 大きい1番,岡山市委託事業についての項,(1)在宅当番医制度臨時拡充の制度化と報酬の担保についてです。 休日における市民の医療を確保するため,岡山市医師会と岡山市内医師会連合会へ委託している在宅当番医制度につきまして,議員御指摘のとおり,インフルエンザ等の感染症が流行し,受診患者が急増した際には,受診患者の待ち時間が非常に長くなる,それから在宅当番医の負担が大きくなる課題がございます。現在,そうした場合に臨時的に在宅当番医を増やすこと,またその場合の委託料の増分などについて,どのような対応が可能か,医師会と意見交換を行っているところです。 以上です。 |
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| ◎答弁 高木由里保健福祉局健康衛生担当局長 | |
| 同じ項,郡市医師会との事前協議についてお答えします。 本市の保健医療施策を推進する上で医師会との連携は不可欠であり,現在も医師会主催の定例会議に参加し,情報提供や意見交換を行っているところです。今後も,新規事業の開始や事業内容の変更など,事前協議を要する場合には,適切な時期を捉え,定例会議などにおいて丁寧に意見を伺いながら,円円滑な事業運営に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 |
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| ◎答弁 榎並義忠岡山っ子育成局長 | |
| 同じ項,学校医,園医,協力医について,園医及び協力医は従来どおり岡山市が人選すべきだが所見をについてお答えします。 現在,保育園,認定こども園の園医及び協力医につきましては,岡山市が選任しております。医師会からは従来どおりのやり方や学校と同じやり方など様々な御意見をいただいており,今後も医師会の御意見をお伺いしながら,園医及び協力医を安定的に選任できるよう努めてまいりたいと考えております。 以上です。 |
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| ◎答弁 三宅泰司教育長 | |
| 同じ項,学校医及び協力医の人選についてのお尋ねです。 岡山市立学校における学校医及び協力医につきましては,各医師会による推薦をいただき,それを基に委嘱しておりますが,議員の御指摘のとおり,学校医の推薦に関する困り感などの声も聞いております。学校医等の委嘱は子どもの安心・安全に関わる大切なことであると考えており,医師会の御協力をいただきながら進めておりますが,各医師会の要望に対して丁寧に対応してまいりたいと考えております。 以上です。 |
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| ◎答弁 西謙一保健福祉局長 | |
| 大きい2番,地域医療についての項,市長答弁以外についてお答えいたします。 まず,(1)周辺地域の患者の移動手段についてです。 高齢者等を含む市民の移動手段を確保するため,公共交通の充実や生活交通の導入に取り組んでいるところでございます。このような中で,外出に課題を抱える高齢者等に対する支援策を交通担当部局と連携しながら検討し,令和6年度から地域主体の移動支援活動を補助するおでかけ応援隊事業を開始しております。実績といたしましては,令和6年度は南区西福祉区で1団体,今年度は東区福祉区が加わり2団体から申請を受けており,さらに複数の地域から御相談を受けている状況です。 引き続き,活動の広がりに努めてまいります。 次に,(3)高齢者の医療と在宅療養の継続,(4)みとりについてでございます。 先ほどお答えしたとおり,生活交通やおでかけ応援隊を充実させることで高齢者の移動手段を確保していくとともに,移動が困難な高齢者に対しては在宅医療の提供体制の確保が重要だと考えております。本市では,みとりを含む在宅医療に取り組む医師を増やすことや診療所医師同士の連携,病院のバックアップ体制などについて,福祉区ごとに地域の特性に合わせて課題を洗い出し,最適な体制づくりを進めているところです。 しかしながら,郊外では在宅医療に新規参入する医師の確保が非常に困難な状態であり,在宅医療に取り組む医師の負担が大きくなっていることから,現在国でも検討されている新たな地域医療構想では在宅医療,介護の連携を含む将来の医療提供体制が盛り込まれる予定であり,それらを注視しつつ,今後の在宅医療の在り方について検討してきたいと考えております。 次に,(5)介護施設や自宅における終末期対応についてです。 介護施設における急変時の対応につきましては,日頃から入所者の家族と医師,施設職員とが終末期の医療の在り方についてあらかじめ話し合っていただくことが重要であると考えており,例えば心肺蘇生の実施を望まない方の救急搬送を避けることなどにつながるものと考えております。 本市といたしましては,人生の最終段階を迎えた患者や家族と医師をはじめとする医療従事者などが患者にとって最善の医療とケアについて話合いをするACP(アドバンス・ケア・プランニング)について,市民公開講座や出前講座などを通じて現在理解を深めており,市民や専門職に加え,介護施設等の職員にも普及啓発に取り組んでまいりたいと考えております。 この項最後ですが,(6)独居高齢者の見守りについて,現状を踏まえた見守り体制の充実と強化についてです。 地域包括支援センターでは,地域へ出向き,民生委員が訪問活動で得た高齢者の情報等を共有する関係づくりをしております。また,現役世代や元気な高齢者に地域包括支援センターの役割や連絡先を知ってもらうために,商工会議所の会報とともに地域包括支援センターのチラシを配布していただくなどの取組を行っております。さらには,民間事業者等と連携して,新聞販売店や配食事業者などによる高齢者・子どもの見守りネットワーク事業や配食サービスによる独居高齢者の見守りなどを実施しておるところでございます。独居高齢者が増加する中,見守りが必要な高齢者の把握に努め,また見守りの協力事業者を増やすなど,支援から漏れる人がないよう,一層見守り体制を充実させてまいりたいと考えております。 以上です。 |
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| ◆二嶋宣人議員 | |
| 御答弁ありがとうございました。市長,ありがとうございました。 じゃあ,順次再質問,一問一答で質問に入らせていただきます。 まずは岡山市の委託事業についての中で,私が聞いてないような感じもするんですけど,ちょっと確認させてください。 感染症拡大期における臨時拡充の要否についてはどういった,岡山市が主体的にやるのか,はたまた医師会に任せているのか,そこのあたり確認させてください。 |
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| ◎答弁 西謙一保健福祉局長 | |
| 現在の在宅当番医制度の中で,臨時的にそのエリアの当番医を拡充するというケースはなかったんですけれども,今回,昨年末,非常に大きな感染がありまして,その際にそういった御意見をいただきましたので,この救急医療体制の中の当番医制度の拡充の判断につきましては,まずは一義的に市のほうでさせていただきたいと考えておりますが,情報はやはり現場の先生方が一番よく御存じですので,そういった直近の感染状況とか保健所に寄せられるデータ,そういったものを合わせて拡充の判断を今後していけるように,今意見交換をさせていただいているという状況です。 以上です。 |
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| ◆二嶋宣人議員 | |
| ありがとうございます。 結局,各地区の医師会の集計は対象も限られていて,やっぱり数も少なくて,正確な統計とは言えないのではないかと私自身も感じているところであります。だからこそ当然市全体のデータは岡山市がやっぱり一元的に収集して分析していく,そして保健所がしっかりと臨時拡充の判断材料を整える責任があると思いますけれども,そこのあたりについて再度お聞かせください。 |
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| ◎答弁 西謙一保健福祉局長 | |
| おっしゃるとおり,保健所のほうで市域全体の感染状況の情報というのは集約させていただきますので,その情報を得た上で,例えば特に感染が広がっている地域とか,そういったところの医師会の先生方にも当然双方からデータをいただいた上で判断していくということになりますので,医師会の先生方だけの判断にお任せするというような形ではないと考えております。 以上です。 |
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| ◆二嶋宣人議員 | |
| じゃあ,岡山市が主体になっていくということで認識してよろしいですか。 | |
| ◎答弁 西謙一保健福祉局長 | |
| 市のほうが主体となって判断いたします。 | |
| ◆二嶋宣人議員 | |
| よろしくお願いいたします。 今後いろいろな面で医師会と協議しながらということでありますけれども,今後,この臨時拡充の仕組みというかルールづくりですよね。事前に設けておくことこそが市のリーダーシップにも関わってくると思いますので,ぜひこの追加報酬の財源,しっかりとしていくといったことも言われましたけれども,市が責任を明示するという考えでよろしいんでしょうか。 |
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| ◎答弁 西謙一保健福祉局長 | |
| そうですね。ルールづくりをしていきたいと今考えておるんですけれども,先ほど来出ております医師会の先生方の高齢化とか,あとエリアにおいて当番医を出していただくということ自体も今なかなか周辺では厳しくなっているところがありますので,画一的なルールでできれば一番いいんですけれども,そういったことも配慮しながら,どういった形がいいか検討させていただきたいと思います。 以上です。 |
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| ◆二嶋宣人議員 | |
| そういった医師不足も含めて,だからこそ市が主体的に一元的に取り組んでいっていただきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。 教育長,学校医でありますけども,今までどおり医師会と意見をいただきながら協力をお願いしていきたいといった旨の答弁だったと思います。 結局,市立の学校や園に最終的な責任を持つのはやっぱり岡山市だということは認識されていると思いますので,ぜひそこのあたりは教育委員会として人選を一元的に医師会に委ねるのではなくて,一緒に汗をかいていくというか,市が主導的に体制を整えていっていただきたいと思いますけれども,いかがでしょうか。 |
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| ◎答弁 三宅泰司教育長 | |
| 今の事務の流れは,医師会のほうから推薦いただいて,こちらで委嘱という流れになっております。その流れを変えるに当たっては検討が十分必要だと思うんですが,今の事務の流れの中でも,各エリアでそれぞれ医師不足の面もあって,困り感を聞いておりますので,我々も協力しながら知恵を出していきたいと思います。 以上です。 |
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| ◆二嶋宣人議員 | |
| 医師の偏在化,医師不足,そういったことも含めて,現場の先生方々としっかり声をかけて,岡山市自身が主体的にいかなきゃいけないねという話になったら,そういったところは市がしっかりと主導権を握っていっていただきたいと思いますので,これはよろしくお願いいたします。 郡市医師会との事前協議についても,局長,御答弁ありがとうございました。これは前向きに丁寧に協議していくという御答弁だったと思いますので,ぜひ形骸化しないように,この予算編成前には実効性のある協議が行われるよう期待していますので,よろしくお願いいたします。 地域医療の項についてお尋ねさせていただきました。これは保健福祉局長からいただきました。福祉の観点からという質問での切り口だったので,そういった答弁だったと思います。高齢者の通院支援は,治療中断を防ぐためには待ったなしの課題だと思います。先ほども福祉部局ではおでかけ応援隊事業が二か所ぐらい始まっていて,これからもいろいろとたくさん増えていくんだろうといった答弁もありました。これはあくまでも福祉部局の一部であるわけであります。 例えば今,平澤理事をはじめとするいわゆるバス路線の再編。私の地元一宮でも令和9年4月から走るということでありまして,これは大いに期待しているところであります。支線も西辛川であったり一宮駅に延伸していただいて,また幹線,支線の増便もしていくということでありますので。しかし,こういった病院へ行く,いわゆる高齢者の通院支援という視点から見ると,増便はしていただくけれども,増便の内容次第ではかえって外来通院がしにくいんじゃないかといった地域の方々からの声も上がっています。これは当然利用もしっかりしていただいて,維持できるような環境も地域も整えていかなきゃいけないと思うわけであります。しかし,だからこそこの交通政策全般をつかさどる交通部局として,地域の実情を踏まえて,特に周辺地域における高齢者の通院支援をどう講じていくのか,そこのあたり,理事のお考えがあればお聞かせいただけませんか。 |
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| ◎答弁 平澤重之理事 | |
| 高齢者の通院支援という視点での交通政策について御質問いただきました。 人口減少,高齢化が進行する中,公共交通利用が不便な地域において,通院や買物などの日常生活を支える移動手段を確保することは大変重要であると考えています。 そこで,岡山市では,利便性の高い公共交通を安定的に提供するため,地域公共交通計画に基づき,バス事業者をはじめ関係機関と力を合わせて岡山モデルのバス路線の再編に取り組んでおり,10方面17路線で公設民営方式による支線バスの導入を行うこととしています。この再編によって,公共交通利用が不便な地域に居住する人口が約1.7万人減少するとともに,乗換えなしで病院に行けるバス路線沿線の人口が約5万人増加するなど,多くの効果が期待されると考えております。 このほか,公共交通利用が不便な地域では,地元検討組織と一緒になってデマンド型乗合タクシーの導入を進めており,引き続き高齢者をはじめ,より多くの市民の移動手段の確保に取り組んでまいりたいと考えております。 なお,デマンド型乗合タクシーの停留所を検討する際にも,地域の身近な病院に接続できるよう計画しております。 以上です。 |
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| ◆二嶋宣人議員 | |
| ありがとうございました。 #7119で市長のほうからも御答弁いただきましてありがとうございました。本来ならば県全体でこの運用というのが理想だったんだと思うんですけども,仕方なしにといいますか,まずは岡山市から出発していこうということで,岡山市のほか3市3町ということであります。 でも,先ほど市長の答弁もありましたけれども,市民の安全・安心で利用するということが一番重要であるわけでありまして,これから県に実施主体を求めていくということでありますけれども,仮の話をしちゃいけないのかもしれませんけれども,現実問題,今実施主体を拒んでいるというか,主体的になってないということでありますので,だからこそ今後はこの岡山市が主体となってこの周知や啓発に取り組んでいくお考えなのかどうか,そのあたりについてお聞かせいただけませんか。 |
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| ◎答弁 大森雅夫市長 | |
| 先ほど取りあえず我々のほうでやると申し上げました。やるからには,全県の市町村に参加してもらって,市民,県民漏れなく安心感を与えられるようにやっていく。それはもう当然だろうと思います。そういう方針で動いていきますが,果たして岡山市でずっとこれをやるのが適切かどうかという問題はあるんじゃないかなと思っております。したがって,引き続き県との間も調整していきたいなと思っております。 以上です。 |
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| ◆二嶋宣人議員 | |
| よろしくお願いいたします。 在宅療養の継続とみとりについてお尋ねさせていただきました。郊外では,もう冒頭にも触れましたけれども,この訪問看護や介護サービス事業が減少してきていると。地域格差が広がってきている。答弁の中では国の動きを注視しつつといったような内容の趣旨だったと思いますが,現実的に困っている市民への対応はそういったのを待っていては間に合わないと思います。だからこそ,この周辺地域で在宅しやすい仕組みをどう岡山市として考えていくのか。市として市の独自の支援策や誘導策を講じる責任があると思いますが,市として今後なすべきことについて,どういったことにまずはしていく,岡山市が率先してやっていく,そういったことがあればお聞かせいただけませんか。 |
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| ◎答弁 西謙一保健福祉局長 | |
| 先ほど言われました訪問看護,それから訪問介護ですね。事業所数なんですけれども,数で言いますと,ここのところ数字的には微増傾向で,特に周辺部においても大きく減っているところは実はないです。ただ,おっしゃるとおりエリアは非常に広いですので,先生方が例えば在宅されているところの近所にないとか,規模が小さいとか,個々に多分事情があるんだろうと思います。介護保険制度にしても,医療制度にしても,国の大きい報酬制度の中で運用していますので,個別に市の補助で動くというのは非常に考えにくいんですけれども,先ほど言いました数ある事業所に対して,そういったエリアカバーの部分につきましては,例えば市域全体をカバーできるところについては積極的に在宅の先生方が活用できるように,そういった情報連携といいますか情報共有という形も考えられますし,ちょっと先の話になりますけれども,今後,在宅医療の担当をされる先生方が少なくなっていくことも見越した上で,病院の在り方とかそういったところも含めた在宅医療提供体制というものを今後しっかり検討していきたいなと考えております。 以上です。 |
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| ◆二嶋宣人議員 | |
| 理想は,今まで何度も話しているように,在宅医療の充実でありますけれども,現実的には,先ほども何度も出ているように,医師の偏在であったり,いわゆる在宅医の不足,過重というか,そういったところから敬遠されているという医師が多いということでありますので。しかし,そういった状況の中で在宅だけに頼るというのは限界があると思いますので,早急な対応が必要だと思います。 みとりは積極的な治療を伴わない終末期医療であって,私は病院の種類を限定せずに,地域全体で一定程度担う必要があると思います。そういったことを市としてはできるのかできないのかは別として,岡山市が在宅と病院の双方でみとりを進めて現実的な終末期医療の体制を整える責任についてどう考えていらっしゃるのか,お聞かせください。 |
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| ◎答弁 西謙一保健福祉局長 | |
| 在宅医療提供体制,もう全体の話ですので,これまでも各福祉区ごとに病院の先生方とか,あと医師会の先生方,それから訪問看護ステーションの方々,皆さんに入っていただいて,エリアのその提供体制について,ワーキンググループをつくってずっとやらせていただいています。その状況がどんどん厳しくなる中で,医師が不足する状況中で,じゃあどういう体制ができるのかということについても引き続き検討はしていきたいと考えております。 以上です。 |
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| ◆二嶋宣人議員 | |
| その終末期対応についてでありますけれども,先ほども御答弁いただいているように,関係機関との連携であったりACP,その推進などの啓発にも努める. もちろんそれは重要であるわけでありますが,現場では依然として救急搬送が避けられずに混乱が起きているという状況も,局長,認識されていると思います。必要なのは,努めるという抽象的な姿勢ではなくて,岡山市がしっかりと具体的に旗振り役となって,施設や家族が具体的に活用できる指針であったりツールであったり,そういうことを示していくことだと思いますので,どう具現化していくのか,そこのあたりについてお聞かせいただいて,私の最後の質問とさせていただきます。 よろしくお願いします。 |
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| ◎答弁 西謙一保健福祉局長 | |
| 具体的に御家族の皆さん,それからあと施設の職員の皆さんに周知,理解いただくかというところなんですけれども,地道ではありますが,市民公開講座とか出前講座,そういったところで市民一人一人のほうへ積極的にお話をしていくということは,まず地道ですが大事だろうと思っていますし,今後も施設の職員の方々にそういった救急搬送も含めた終末期の入所者の方々の医療的なケアの在り方みたいなところについては,我々としても周知といいますか,啓発といいますか,研修にした形ができればですけれども,積極的に知っていただくように努力していきたいと考えております。 以上です。 |
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