令和3年 2月定例会 - 3月3日

◆二嶋宣人議員
    皆様おはようございます。個人質問2日目のトップバッターを務めさせていただきます二嶋宣人でございます。
 早速ではございますけれども,質問に入らせていただきます。
 1,ウィズコロナ時代の新しい生活様式と緊急対策について。
 (1)昨年11月からの第3波,11都府県の緊急事態宣言以降,岡山県は政府の宣言対象地域外ですが,その影響を受け,夜8時以降の岡山市内の街は人が激減し,飲食店や宿泊施設,市場の卸,仲卸,そのほか食料品の納入業者,タクシー等は大きなダメージを受けています。
 そこで,ア,第3波,緊急事態宣言の影響による現時点での本市の経済状況とその状況に対する市長の御所見をお聞かせください。
 イ,また,市場の取引状況とその状況に対する御所見をお聞かせください。
 (2)昨年12月,小規模事業者,中小企業者を対象に実施した新型コロナウイルス感染症に関するアンケート調査結果から,次期支援策につながるヒントはありましたか。どのように分析されていますか。
 (3)リアルにお客が来られない状況の中,商店街はオンラインまちゼミや音楽パフォーマンス,ライブ配信と新たな集客策に取り組まれています。新たな取組を図る事業者の現状と課題をどのように把握されていますか。また,ウィズコロナ,アフターコロナを見据えた新たな取組,事業転換への支援強化は経済基盤の底上げにつながると思われます。御所見をお聞かせください。
 (4)第3波を受け,独自の緊急事態宣言を発令する自治体がありました。知事の判断で発令する独自の緊急事態宣言は,感染拡大を抑える効果がある一方で,飲食店ほか多くの人に負担をお願いしなければなりません。補償等の課題はありますが,不測の事態に備え,独自の緊急事態宣言の発令に伴う一定の基準,ガイドラインを県と連携し定めておく必要があるのではないかと感じています。市長の御所見をお聞かせください。
 (5)救急による新型コロナウイルスに似た症状の患者の受入れが困難になっているとの報道から,市内の感染症患者の病床はもとより,一般の病床への影響,状況が分かりにくいことに対する不安の声がありました。県域調整が要る感染症患者の病床や感染段階のステージ等の取りまとめは一義的に都道府県単位で行うものですが,ウィズコロナを鑑み,新規感染者数,累計数に加え,岡山市民の適切な行動につながる市独自の指標の細分化,ステージの見える化は必要と考えます。御所見をお聞かせください。
 (6)ももちゃりの利用状況にもコロナの影響が出ており,利用回復のため無料利用カード8,000枚を配布していますが,その効果と評価をお示しください。今回の無料利用カードの配布は緊急的な対応と思われますが,ウィズコロナにおける今後の利用促進策をどのようにお考えでしょうか。
 (7)ホストタウン相手国より,感染拡大対策として日本国内の移動を最小限にとどめるなどを理由に事前キャンプの中止を申し出された自治体があります。今後,相手国との交流,事前キャンプの受入れにおける本市の対策をお示しください。
 (8)新型コロナウイルスのワクチン接種体制等の調整がなされる中,希望する自治体へシステム提供を公表したLINEの活用や集団接種等の予行演習の有無,想定されるワクチン接種率,コールセンターの人員体制をお示しください。
 (9)今年も小・中学校等の卒業式,入学式は,教職員,卒業生または新入生,保護者のみでの開催となります。大学等ではオンラインによる式典が挙行されています。そこで,市内小・中学校等でもオンラインを併用し,その場に居合わせることができない人も参加できる式典の新しい形を探るべきと考えますが,御所見をお聞かせください。
 (10)子育て世代の支援対策についてお尋ねします。
 まず,新生児1人当たり3万円を支給されていますが,給付状況をお示しください。
 コロナ禍の中,1歳6か月・3歳児健診が実施されていますが,小さい子どもはマスク着用がままならず,密となりやすい場所での長時間の健診体制への指摘を保護者の方から受けました。市ホームページでは感染対策が明記されていますが,健診者の分散や健診日を増やすなど,まだ工夫の余地があると思われます。御所見をお聞かせください。
 (11)デジタル技術を活用し,県内の観光施設やホテル等で3密の状況を見える化する動きが広がっています。特に市民に3密対策を啓発する側である本市としては,各区役所で窓口の待合情報案内サービスを実施していますが,先ほどの幼児健診を含め,不特定多数の人が集まるふれあいセンターにおける3密の見える化は取り入れるべき市民サービスと考えます。御所見をお聞かせください。
 2,GIGAスクール構想について。
 (1)教育ICT環境を実現するGIGAスクール構想に基づき,本市では研究指定校である平福小学校で授業が開始されました。これからあらゆる取組がなされると思われますが,1月から岡山市立小・中学校に各校2日間,GIGAスクールサポーターが配置されています。進捗状況と教職員や児童・生徒の反応をお示しください。
 (2)ICT活用により教職員の授業の効率化を図るための教育におけるデジタルトランスフォーメーション人材の確保と各学校間での学習コンテンツの提供,連携の仕組みをどのようにお考えですか。
 (3)当然全ての児童・生徒が平等に学ぶことができる環境でなければなりません。カリキュラムの工夫策と,不登校や発達に特性のある児童・生徒等のためのICT活用策をどのようにお考えでしょうか。
 (4)今後デジタル教科書の導入拡大を見据え,セキュリティーなどのルール化を図った上で,児童・生徒が学校外でも常時タブレットパソコンを利用できるよう,教科書同様,タブレットパソコン自体を子どもたちに支給することは習熟を高める上で有効と考えます。将来的なタブレットパソコン支給へのお考えをお示しください。
 (5)来年度,学校における教育ICT環境全般の取りまとめを担う情報教育推進室が設置されますが,人員配置へのお考えをお示しください。
 3,一宮地区の課題とまちづくりについて。
 町内会の在り方。
 令和2年12月末時点での岡山市の町内会は1,709あり,その町内会が集まって構成される学区・地区連合町内会は95あります。また,町内会への加入世帯は増加していますが,昭和55年をピークに加入率は減少し,79.2%となっています。少子・高齢化の影響で労働人口減となり,多様な働き方が推進されていく中,町内会の加入率低下による地域のつながりや連帯感の希薄化を懸念される地域の声があります。
 そこでお尋ねいたします。
 (1)新たな転入者や若年層の加入,退会者など,町内会加入率の低下傾向にある地域と課題をどのように分析,把握されていますか。
 (2)町内会加入促進の取組と今後の対策があればお示しください。
 (3)世帯数が少ない地域で資源ごみ回収等の準備,仕分が困難な現状を伺っています。高齢化社会を見据え,必要なところに必要な人材を派遣できる持続可能な支援を探る必要性があると考えますが,御所見をお聞かせください。
 吉備スマートインターチェンジ。
 (4)現在,吉備スマートインターチェンジの利便性向上を図るため,大型車対応,24時間化への改良と総社・一宮バイパスへの新設道路の整備に向けた準備が進んでいます。本事業は山陽道の流出入の分散化を図ることを目的としていますが,一宮地区の自動車交通量が増加し,危険が増すのではないかと危惧しています。どの程度の車両の流出入を想定していますか。交通安全対策とあわせてお示しください。
 (5)令和3年度前半までの詳細設計後,用地買収,埋蔵文化財調査,そして工事へと進む予定ですが,めどとする最終工事時期をお示しください。
 上下水道。
 (6)令和2年3月末時点での本市の下水道普及率は67.6%です。一宮地区では整備途中段階ですが,完了までにはまだ時間を要すると推察します。一宮地区の整備率と今後の整備スケジュールをお示しください。
 (7)私道への下水道普及率をお示しください。私道への公共下水道設置要件には,布設に対する私道沿線全員の同意,整備されたとき全戸が直ちに公共下水道に接続することなどがあります。しかし,年金生活される独居高齢者や高齢者夫婦世帯が増える中,下水道事業負担金等の費用が負担となり,同意に至らず,布設できないケースがあります。高齢化社会を鑑みた設置要件等の見直しの必要性を感じますが,御所見をお聞かせください。
 (8)1月7日から8日にかけて,この冬一番の冷え込みで市内の住宅等の水道管の凍結,破裂が多かった中,学校施設における状況をお示しください。
 築41年になる私の母校中山小学校でも,校舎内等あらゆる箇所で水道管が破裂し,大変でした。これら緊急事態への対応を含め,設備等の学校施設長寿命化をどのようにお考えですか。
 日本遺産について。
 (9)吉備津彦神社,白山神社など古代吉備の遺産群が日本遺産に認定されたことは,一宮地区のPR,活性化だけでなく,本市全体の魅力アップにつながると感じており,期待しているところであります。2018年に認定されて以降,日本遺産の目的とされる地域ブランドの確立と国内外への戦略的発信,観光客拡大による地域活性化におけるこれまでの取組評価をお示しください。
 (10)来年度,日本遺産の活用による観光誘客や地域活性化をどのようにお考えですか。具体的な取組をお示しください。
 また,日本遺産の観光客拡大を図る上で,後楽園,岡山城に来られた方を取り込む工夫も求められます。そこで,令和3年度,岡山城大規模改修に伴い開催されるクロージングイベント,改修中のPR及びイベントで日本遺産の魅力発信,観光を促す取組はできませんか。クロージングイベント等の内容とあわせ,御所見をお聞かせください。
 以上をもちまして1回目の質問を終わらせていただきます。(拍手)
   
○浦上雅彦議長
   当局の答弁を求めます。
   
◎大森雅夫市長
   皆さんおはようございます。本日もよろしくお願いいたします。
 それでは,二嶋議員の質問にお答えします。
 私は,独自の緊急事態宣言の発令に伴う一定の基準,ガイドラインについての所見ないしは細分化,見える化,これらについてお話を申し上げたいと思います。
 年末年始,非常に感染者が多くなりましたけれども,ようやく落ち着いてきつつあるという状況であります。そういう状況下においては独自の緊急事態宣言という状況にもありませんし,基準の設定を行うという必要はないと思っております。様々なこのコロナウイルスに関する基準等についても,県と話をさせていただいております。これからも感染状況等,必要に応じて話をしていきたいと思います。
 次に,指標ですが,指標自体,病床の逼迫具合の問題,療養者数,PCR陽性率,新規報告数等々あるわけでありますけれども,この国の指標というのは都道府県単位。都道府県単位というのは──都市部と地方部,いろいろと状況が異なります。これを全体として見て,広域的な地域を想定して整理されたものだと我々としては見ております。そういう面では若干我々だけでやると誤解を招く点もまたありますから,そこは気をつけなきゃならないと思っております。ただ,陽性率とか感染源不明率等,これは市民に注意を促す意味でも重要だろうということで,我々市単位で数字を出させているところであります。
 以上です。
   
◎中原貴美市民生活局長
   大きな1番,ウィズコロナ時代の新しい生活様式と緊急対策についての項,東京オリンピック・パラリンピックのホストタウン事業等にお答えします。
 ホストタウン相手国・地域のブルガリア共和国,台湾とは,お互いの状況について情報交換を行いながら関係性の維持,強化に努めているところであり,事前キャンプの実施についても前向きなお話をいただいております。
 また,事前キャンプ受入れに当たっての新型コロナ感染防止対策については現在国において検討されているところですが,今後示される具体的な対策を基に必要な対応を図ってまいります。
 以上です。
   
◎福井貴弘保健福祉局長
   同じ項で,まずワクチン接種のLINEの活用,予行演習の有無,接種率,コールセンターの体制についてです。
 LINEの活用については,オンライン上での予約方法の一環として検討しているところです。集団接種会場については,大規模な予行演習は予定しておりませんが,事務方の手順確認を行うことを,場所や期間を含め検討しているところです。円滑な実施が行えるよう準備していきたいと思っております。接種率については,高齢者について8割と想定しているところです。コールセンターについては,18回線で開始したところですが,今後30回線に増やす予定です。
 次に,子育て世代の支援対策についての中で,1歳6か月・3歳児健診について,感染対策への工夫の余地があると思うがについてです。
 令和2年3月から健診会場を広く確保し,密を避けるレイアウト変更を行うとともに,看護師等の職員を通常時より1名増員し,受診者間の距離の確保や会場の消毒などの感染防止対策を行っております。健診日を増やすことは困難ですが,引き続き感染状況に留意しながら必要な対策を行ってまいります。
 次に,デジタル技術を活用した3密の見える化を取り入れるべきではについてです。
 ふれあいセンター等で行われる幼児健診については,令和3年度中にオンライン予約システムを導入し,受診日時を事前予約していただくことで受診者が一度に集中しないよう調整し,3密回避,待ち時間短縮など感染防止対策を行っていく予定です。そのほか,ふれあいセンターにおける3密の見える化については,利用状況等を踏まえ研究していきたいと考えております。
 以上です。
   
◎近藤康彦岡山っ子育成局子育て支援担当局長
   同じ項,新生児への給付についてのお尋ねです。
 新生児子育て応援金については,本年2月末現在で申請書を送付したのが4,090世帯,そのうち給付済みが2,064世帯となっております。
 以上です。
   
◎赤坂隆産業観光局長
   同じ項で,まず本市の経済状況と所見についてですが,市内の経済状況につきましては,川本議員にお答えしたとおりです。
 なお,第3波の影響がより拡大した昨年12月以降の状況を把握するため,新型コロナウイルス感染症拡大による事業継続の影響に関する緊急アンケートを3月1日から3月21日までの期間,本市ホームページで実施中です。このアンケート結果をしっかり分析した上で,国,県の支援策や商工団体などからの御意見,これまでいただいている要望など,その状況をしっかり把握した上で,できるだけ早く次の支援策を講じてまいりたいと考えております。
 次に,昨年12月のアンケート結果についての分析ですが,共産党を代表しての田中議員に御答弁したとおりでございます。
 最後に,新たな取組を図る事業者の現状と課題,事業転換への支援強化についての御質問ですが,令和2年度は,民間事業者等の提案による,コロナ禍における商店街の課題解決につながるアイデアを商店街と民間事業者などが協働して実施する商店街サポートアイデア協働事業や,業務内容の見直しや業態転換等を支援する事業向上補助金,事業転換やオンライン・デジタル化などの取組を支援する中小企業支援事業補助金(新型コロナ特別対応枠)事業などを実施してまいりました。いずれの事業も多くの申請があり,新たな事業に取り組む事業者のニーズを感じております。このような支援は中小・小規模事業者の事業継続に非常に有効であると認識しており,来年度も引き続きコロナ禍における新たな取組への支援を実施してまいりたいと考えております。
 以上です。
   
◎大杉誠市場事業管理者
   同じ項,第3波,緊急事態宣言の影響についての中で,市場の取引状況とその状況に対する所見についてお答えいたします。
 野菜や果物などの青果関係は巣籠もり需要を背景に量販店との取引が好調でありますが,鮮魚などの水産物関係はホテル,飲食店関係との取引が激減し,今年度1月までの累計の取扱金額は前年同期比で85%であり,関係事業者にとって厳しい状況が続いております。また,切り花や鉢物の花卉関係についても,花の需要期に成人式の延期,互礼会等の行事の自粛など販売環境が悪い中での取引が続いており,同取扱金額は前年同期比で90%となっている状況です。
 今後の対応につきましては,感染状況,市場取扱金額への影響や国等の動向も見ながら適切に判断していきたいと考えております。
 以上です。
   
◎菅野和良教育長
   同じ項,小・中学校等でのオンラインを併用した式典の実施でありますが,現在各学校では学校規模,実態に応じて工夫を凝らし,式典を実施しているところです。感染症対策による参加制限などで当日参加できない方にも式典の様子を見ていただくことができる方法につきましては,オンラインを含め研究してまいりたいと考えております。
 以上でございます。
   
◎平澤重之都市整備局都市・交通・公園担当局長
   同じ項,ももちゃりについてです。
 ももちゃりの1日当たりの利用は,令和元年9月から令和2年2月までは1,455回でしたが,新型コロナ感染症の影響により令和2年3月から8月までは1,140回まで落ち込みました。その後,無料カードを配布した9月から本年2月までで1,244回まで回復しており,このうち無料カードでの利用は84回で,配布前から増加した104回の約8割を占めております。また,配布した無料カードにチャージすることで無料分を超える利用をされた方が約200人おられることからも,一定の効果はあったものと考えております。
 今後の利用促進については,現在運営事業者とPR用のポスターやリーフレットのリニューアルなどを検討しており,今後も引き続き利用促進に努めてまいりたいと考えております。
 以上です。
   
◎菅野和良教育長
   大きな2番,GIGAスクール構想についての項,順次お答えしてまいります。
 まず,GIGAスクールサポーター配置の進捗状況と教職員,児童・生徒の反応ですが,GIGAスクールサポーターは各学校に2回訪問し,操作や活用方法についての教員研修や端末の設定作業,授業支援などを行っております。現在,小学校は2回目の訪問が3分の1程度進んでおり,中学校は2回目の訪問が始まったところであります。
 教員からは,操作方法に関する研修を受けて基本的なことが分かった,授業でどのように使えるのかもっと知りたいなどの声を聞いております。また,授業支援が行われた小学校では,低学年の授業の中で実際にGIGAスクールサポーターが操作支援を行い,児童はキーボードを使ってパスワード等を入力したり,アプリケーションを使って絵を描いたりする活動に意欲的に取り組むことができたと聞いております。
 次に,効率化を図るためのデジタルトランスフォーメーション人材の確保と学習コンテンツの提供,連携の仕組みについてでありますが,来年度,各学校に授業時のサポートをはじめ活用事例の紹介やデジタル教材の作成補助など授業づくりの支援を行うICT支援員を配置するための予算の審議を本議会でお願いしておるところでございます。また,市内全ての教員が日々の授業づくりに活用できる学習コンテンツの提供や好事例の紹介を行うために,クラウドの利用と充実を図ってまいります。
 次に,カリキュラムの工夫策や不登校や発達に特性のある児童・生徒等のためのICT活用策についてですが,不登校や発達に特性のある児童・生徒への1人1台端末の活用につきましては,国からの情報や他の自治体の取組状況などを参考にしながら現在検討しているところであります。今後,学年ごとの子どもたちに身につけさせたい情報活用能力を示したカリキュラムに,個別に支援が必要な児童・生徒への有効な活用場面などを関連づける工夫を図るとともに,効果的な事例については学校へ提供してまいります。
 次に,将来的なタブレットPC支給の考えについてですが,児童・生徒がタブレット端末を持ち帰り,学校外でも常時使用することは有効と考えておりますが,今後セキュリティー面と利便性のバランスに配慮したルールづくりなどを検討していく必要があると考えております。
 なお,将来的なタブレット端末の支給につきましては,今後デジタル教科書が本格的に導入されることになった時点での国の方針などを見定めた上で研究する必要があると考えております。
 この項最後に,情報教育推進室の人員配置についてですが,現時点で人員の配置について申し上げることはできませんが,適切な人員配置をすることでGIGAスクール構想の実現を円滑かつ迅速に進めてまいりたいと考えております。
 以上でございます。
   
◎亀井良幸市民協働局長
   3,一宮地区の課題とまちづくりについての項,町内会加入率についての御質問にお答えします。
 町内会加入率の低下傾向にある地域と課題については現在分析や把握はできておりませんが,加入率については市域全体で低下傾向にあります。市として来年度町内会の活動状況等のアンケート調査を行う予定であり,その中で未加入世帯の原因等の把握を行うとともに,加入促進や多世代間の交流等の先進的な取組についてもお聞きしていきたいと考えております。
 次に,町内会加入促進の取組と今後の対策についてお答えします。
 町内会においては,未加入世帯に対して口頭やチラシでの加入依頼,アパートのオーナー等に対する協力依頼等を行っておられます。市においても,岡山市連合町内会と協働で加入促進のためのパンフレットを作成し,区役所の転入手続の窓口での配布や,岡山市連合町内会,岡山市と3者で加入促進に向けた協定を締結している公益社団法人岡山県宅地建物取引業協会の協会員に配布して,加入促進の呼びかけをお願いしております。今後,協会員を通じた各入居者へのパンフレット配布の協力依頼を行っていきたいと考えております。
 次に,高齢化社会を見据え,必要な人材を派遣できる支援の必要性についてお答えします。
 持続可能な地域づくりを進めるためには,行政や町内会などだけではなく,企業やNPO等の多様な主体が担い手となり,協働して地域課題に取り組んでいく必要があると考えております。今後,地域担当職員などで連携して地域における課題解決に向けた取組を支援することにより,地域の持続的な活動につなげてまいりたいと考えております。
 以上です。
   
◎赤坂隆産業観光局長
   同じ項で,まず日本遺産のこれまでの取組についてですが,平成30年度の日本遺産認定以降,SNSやテレビなどでの動画放映,ウェブサイトの運営,ポスター,パンフレットなどの配布などによる情報発信を行うとともに,地域の方々と協働してのワークショップや体験プログラムの作成,日本遺産ガイドの育成,案内看板の設置,岡山市造山古墳ビジターセンターの開設などの受入れ環境の整備を行ってまいりました。さらに,インバウンド対策として,台湾観光サイトへの記事掲載,中国向けのライブ配信などの事業を行っております。
 このような事業により,新型コロナウイルスの影響を受ける前は,吉備津神社,吉備津彦神社,造山古墳,サンロード吉備路においては来場者が増えているとの声も聞かれ,観光誘客や地域の活性化において一定の成果が現れているものと認識しております。
 次に,来年度の日本遺産の取組についてですが,来年度は吉備路の原風景を生かしたサイクリングや地域の方々とつくり上げた体験プログラムを活用したツアーの催行を進めるとともに,日本遺産の構成文化財をめぐる謎解き周遊企画の実施や,来訪者の利便性及び回遊性の向上につながる吉備路周遊シャトルバスの運行などにより,一層の観光誘客と地域活性化を図ってまいりたいと考えております。
 最後に,岡山城のクロージングイベント,改修中のPRイベントでの日本遺産の魅力発信についての御質問ですが,岡山城のリニューアルオープンに向けた取組としましては,休館やリニューアルオープンをしっかりと伝える,岡山城の理解を深め,未来につなげる,市民参加を促すの3つの方針を念頭に進めてまいりたいと考えております。今後は県外へのPR等も予定しており,その中で日本遺産等の情報発信も含め,岡山への来訪を促せるよう取り組んでまいりたいと考えております。
 クロージングイベントなどの内容については,自民党政隆会を代表しての田口議員にお答えしたとおりでございます。
 以上です。
   
◎菅野和良教育長
   同じ項,冷え込みによる学校施設の状況と設備等の長寿命化についてでありますが,1月の寒波により学校施設の水道管の凍結を原因とする漏水の対応件数は,小学校91校中38校,中学校38校中14校であり,水道管の凍結防止対策として,露出している蛇口,バルブ等に保温対策を取るよう各学校へ依頼通知を出したところでございます。
 また,設備等の改修につきましては,令和元年度に長寿命化計画を策定しており,順次長寿命化対策を行っているところでございます。
 以上でございます。
   
◎林恭生都市整備局長
   同じ項,吉備スマートインターチェンジ完成後の流出入交通量と周辺の交通安全対策についてです。
 吉備スマートインターチェンジが完成し,さらに接続する国道180号総社・一宮バイパスが北西に延伸して総社までの全線が4車線完成した暁には,吉備スマートインターチェンジの利用台数は上下線合わせて現在の1日約2,000台に対して約6,200台に増加する予測となっております。
 吉備スマートインターチェンジの整備の際には,交通が円滑に処理されるよう周辺に案内標識を適切に設置するとともに,誘導先である国道180号岡山西バイパスの本線立体整備を急ぐよう国に働きかけてまいりたいと考えております。一方で,周辺の生活道路において安全上の問題等が発生するような場合には,状況に応じた対策を講じていきたいと考えております。
 次に,吉備スマートインターチェンジ完成目途についてです。
 吉備スマートインターチェンジは現在設計等を進めており,引き続き用地交渉や埋蔵文化財調査に入るところであることから,完成の時期を見通すことはできませんが,整備効果の早期発現に向け事業を進めてまいりたいと考えております。
 以上です。
   
◎河原浩一下水道河川局長
   同じ項,一宮地区の下水道についてお答えいたします。
 一宮地区の下水道の整備率は約55%でございます。引き続き幹線管渠を延伸し,岡山市下水道事業経営計画に基づき,概成に向けて計画的に整備を進めてまいります。
 次に,同じ項,私道の下水道についてでございます。
 設置要件については,工事を行うために土地所有者の同意は必須であり,さらに沿線家屋の接続同意は下水道普及の観点からも必要であると考えております。
 なお,地区の下水道未整備の私道は把握していますが,普及率としての管理はしておりません。
 以上です。
   
◆二嶋宣人議員
   御答弁ありがとうございました。
 それでは,再質問に入らせていただきます。
 第3波,緊急事態宣言の影響による経済状況であったり次期支援策についてでお尋ねさせていただきました。これまでも本会議で議論されているということでありましたけれども,昨日の段階で1都3県が宣言延長請求されて調整されているということで,本当に早く収束していただきたいなというわけでありますけれども,延期が発表された段階でまだまだ厳しい状況が続くんだろうなと思うわけであります。
 また,特に飲食につながる人の流れを制限した今回の宣言は,やっぱり間違いなく個人事業主が多い市内飲食店は本当に大打撃を受けている。これはもう市長,これまで本会議の中でも御答弁されていますけれども,そういった中で国の3次補正,臨時交付金約23億円等を活用して新年度新たな手を打っていくということを示されて,このたび早速アンケート調査開始という形を取っていただけたことは本当に感謝するわけであります。
 昨日とおととい,こういった個人事業主の飲食店の方々と電話で話をさせていただきました。本当に実質的にこういった支援がなされるまでにはまだまだ申請期間も含めて時間を要するわけであって,この年末年始のダメージから,そこまでもたないんじゃないかといった意見もあり,危惧されている声をお伺いしました。
 これまで市独自の事業者支援策をたくさん打っていただきました。また,キャッシュレス決済であったり12月末のこの事業者のアンケート調査などを踏まえて,ここで市長,ちょっとお尋ねするんですけれども,明言はできないと言ったんですけれども,やっぱり市長の肌感覚で必要と思われる支援メニューはある程度頭の中で思い描かれていると私は思うわけであります。先の見えないこのコロナ禍を乗り切るためにも,この事業者の皆さんはその点を一番知りたいといった声も聞きました。今ある程度そのアウトラインだけでも見えてくると,それに向けた準備もできるんだといった声も伺いました。ですから市長,ここは特に大きなダメージを受けている事業者に対して,現段階で思い描かれている支援メニュー,事業者への応援メッセージという意味も込めて少しだけでも触れることができないのか,少しだけでも。そういったことを聞かせていただけたらと思いますので,よろしくお願いいたします。
   
◎大森雅夫市長
   12月,1月とキャッシュレス決済をやらせていただきました。この効果は相当大きなものがあったと記憶しております。その中でももちろん百貨店,コンビニ等への影響もあったわけでありますが,飲食もたしか11.2%ぐらいの効果があったと記憶しております,ちょっと正確かどうか分かりませんけど。我々としては,12月,1月,そういう面である面効果をもたらす施策が打てたかなと思っているんですが,二嶋議員おっしゃるように,やはり飲食業の方等々の話を聞くと悲鳴が上がっている状態だろうと思います。12月,1月の調査を見ても,やはり飲食業の人たちの売上減少というのが非常に大きくなっています。そういう面では御指摘のとおりだろうと思います。
 それで,先ほど市場の管理者からありましたように,魚の卸系がやっぱりよくない。それは特に高級魚等々が店に入らない,飲食のほうに行かないという現象が出てきている。野菜とかはいいんですけれどもね。そういう面で飲食が動かないということで,そういう魚,それから酒。今度はお酒からいくと,酒の醸造米みたいなところまでいって,非常に幅が広くなってくるんですね。我々としてこの23億円ないしは一般財源を投入することも当然ながら念頭に置きながら考えていくわけでありますが,そういった方への配慮というのは私はやっぱり欠かしてはならないだろうと思っています。全体としてどう構成していくかというのはまだ整理できておりませんけれども,念頭にあることは事実であります。
 以上です。
   
◆二嶋宣人議員
   よろしくお願いいたします。
 それで,これまでの支援,ある程度国の支援も含めて幅広く平等にといいますか,支援する事業が多かったと思われるわけであります。先ほども配慮されての支援を考えていくといった市長の御答弁がありましたけれども,その12月に行われた事業者のアンケート調査を見させていただいても,やっぱり固定費等の負担が大きいこの飲食店等々に,今後は均一な金額補償ではなく,例えば家賃もそれぞれあるわけでありますんで金額を半分補償するとか,また等々という話で,衛生面でコロナ対策が大変な理美容のサービス業,こういった方々のコロナ対策費用をしっかり充当するなど,限られた予算の中でしっかりとやっていただきたいわけであります。まず,こういったダメージが大きい業種を中心に均一的な金額支援ではなくてある程度集中的な支援,補償の必要性を強く感じているわけでありますが,そのあたりについて,支援のやり方というものについて何か市長のお考えがあればお聞かせいただけませんか。
   
◎大森雅夫市長
   先ほど私が申し上げたとおりなんですけれども,一つ言い忘れたのは,今二嶋議員も多分飲食の方と話をされた上でのこの質問だろうと思うんですが,私もこの前飲食の方ないしは飲食店に納入しているお酒の販売をやっている方からも話を聞きました。やはりいろんな実態を聞いた上で我々としても判断していかなきゃならない。そういうことでいけば商工会議所と,飲食だけじゃなくてもっと広い範囲の経済界の実態を理解しているそういう団体とも少し話をしてみないといけないなと思っております。そういったことをやりながら,具体的に何を施策として講じていくか,そういうことを決めていきたいと思います。
 以上です。
   
◆二嶋宣人議員
   よろしくお願いいたします。
 市場の取引状況についてもお尋ねさせていただき,御答弁をいただきました。市場においても本当に厳しい状況の中で,昨年は市独自の施設使用料支援給付金支給事業等々していただいたわけであります。先ほどの御答弁の中で国の動向も見極めながらということではありますけれども,岡山市としてこの年末年始からの厳しい状況を受けて,市場におけるこれからの緊急支援の必要性,そのあたりどのようにお考えなのか,お聞かせいただけませんか。
   
◎大杉誠市場事業管理者
   先ほども答弁しましたように,状況が悪いというのは改善されてないというのが現実だと思います。議員言われたように,市場としても対策はいろいろ打ってきたつもりです。衛生管理に対する安定供給の助成とか,先ほど少し触れられたような家賃の補助についてもやってきたところです。今後については,今すぐこういうことをしようというのは考えてはないんですけど,状況を見ながら適切に対応させていただきたいと思います。
 以上です。
   
◆二嶋宣人議員
   市場の卸等々の方々からの意見も聞いていたら,やっぱり1割ぐらい落ちるとかなり経営的にも厳しい状況が出てくると。末端という言い方は失礼かもしれませんけれども,納入者の方々にはそういった支援もないわけでありますので,そういったことも鑑みて市場全体また岡山市全体のそういった支援でどういったことが必要なのか,しっかりと市場を含めて考えていっていただきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。
 そして,想定されるワクチン接種,高齢者8割ということでありますけれども,先週東京都の新規感染者の7日間平均はいまだに第2波のピーク時と同じぐらいだということであります。年代別でいったら20代,30代の方が多いという状況であります。そういった点から見ると,やはり若い世代の接種が本当にこれからポイントになってくるんじゃないのかなと感じているわけであります。こういった世代の方々への接種はまだこれからではありますけれども,若い世代の接種啓発をしっかりと行う必要性がある中で,岡山市としてどのような対応を考えていこうとされているのか,そこのあたりについてのお考えがあればお聞かせください。
   
◎福井貴弘保健福祉局長
   ワクチン接種に関してはまだまだ情報も十分ではない中ではありますけども,今は基本的には16歳以上の皆さんが接種していくという全体の方向性にはなっていると思います。市民の皆様,当然関心は非常に高いと思いますし,そういった中で先ほども予約とかの関係でLINEとかの活用も考えていきたいと答弁しましたが,そういったLINEとか,あといろんな情報の出し方ということも,若い方々にも届くように考えていく必要があるかなと思っております。
 以上です。
   
◆二嶋宣人議員
   保健福祉局長にあれこれ聞くのは,本当に今大変な状況ですのでなかなか気が引けるところもあるんですけど,ぜひよろしくお願いいたします。
 教育長,御答弁いただきましたGIGAスクール構想についてでありますけれども,国からこのGIGAスクール構想の実現パッケージとある一定程度の方針,アウトラインは示されていますけれども,今後は各自治体のICT活用の工夫策を見いだしていくことが求められているんだろうなと感じているところであります。質問の中でも教育におけるデジタルトランスフォーメーション人材の確保であったり,また学習コンテンツの提供,連携において,市が考えていらっしゃるのはこのICT支援員を活用するということでありますけれども,私自身はICT活用に秀でた教職員のインセンティブを高める仕組み,環境整備が必要ではないかと感じているわけであります。この点における教育長の御所見をお聞かせいただけませんか。
   
◎菅野和良教育長
   ICTが得意な教員はおります。それで事が足りるということではなくて,やはり高い授業力を持っている主にベテランの教員,こういった方と一緒に授業づくりをするということが大切ではないかな,その中でICTを効果的に活用した授業をしていく,そうしたその授業の案をどんどんICT支援員が他の学校へ広めていく,そういった組織的な動きで広めていきたい,能力を高めていきたいと考えております。
 以上です。
   
◆二嶋宣人議員
   当然子どもが主体ではありますけれども,やはり先生方々のそこの優位性も高めていくということも大事だと思いますので,よろしくお願いいたします。
 一宮地区の課題とまちづくりについてもお尋ねさせていただきました。町内会の在り方についてでありますけれども,局長のほうから加入率低下傾向にある地域と課題についてはまだ分析,把握されていないということであります。この79.2%という数字についても決して高いわけではないという御認識の答弁だったと思います。
 平成28年にこの今後の町内会活動の運営等のための実態調査がなされてから5年で,今回アンケート調査をされるという意向が示されたわけでありますけれども,ただ単に前回のように課題を抽出して取りまとめするだけではなくて,ぜひ高いとは言えないこの町内会加入率向上のための対策を,連合町内会ありきではなく,当然やってくださっているとは思うんですけれども,しっかりと連携して探っていっていただきたいと思うわけでありますが,そこについての確認をさせてください。
   
◎亀井良幸市民協働局長
   町内会加入率について,実際に町内会の加入世帯自体,議員の御指摘のとおり減ってはいない状況です。ただ,課題となっているのは,加入世帯,住民や役員の高齢化,それから役員の成り手がいない,それから住民の関心の低さというところが課題になっていると認識しております。
 令和3年度にアンケート調査を行います。その中で連合町内会とも協議し,それからNPO,そういった様々な担い手,それから若い世代の積極的な参加ということの取組,それから市のほうとしてもそういった軽減策あるいは支援策,そういったものをアンケート結果を分析しながら対応を考えていきたいと思っております。
 以上です。
   
◆二嶋宣人議員
   このコロナ禍の中,いいタイミングといったら変ですけれども,このコロナの中でかなり活動が制限されている町内会の課題を抽出していくということは私は大切だと思いますので,ぜひやっていただきたいと思いますが,局長,平成28年のアンケート調査の中にもこういったごみステーションの管理への負担を感じる,いわゆるごみの管理に関して40.9%,負担を感じているといった項目が上位であります。一番多かったのは,今手を打ってくださっている回覧・配布物への対応でありますけれども,先ほどNPO等との関係をしっかりとやっていくということでありますけれども,もう少し踏み込んだ──今始まった課題ではないと思われますので,もう少し具体に,イメージされている取組方針があればお聞かせいただけませんか。
   
◎亀井良幸市民協働局長
   岡山市として地域担当職員が地域にお伺いいたしまして,様々な地域課題の把握をそれぞれの部署と連携して行っております。今後いろいろと具体の課題を把握する中でどういった支援ができるのか,そういったことを検討していきたいと思っております。
   
◆二嶋宣人議員
   じゃあ,吉備スマートインターチェンジについてであります。
これはあくまでも要望ですけれども,今後進んでいく中である程度の車の流出入であったり,また安全対策についてはしっかりと町内のほうにも協議していって落としていっていただきたいと思います。当然近くにある妹尾・御津線等々は車幅も狭くて,また一部は子どもたちの通学路になっておりますので,よろしくお願いいたします。
 下水道河川局長,ありがとうございました。私道への公共下水道設置要件の緩和についてお尋ねさせていただきましたけれども,法的な縛りもありますし,本当に厳しい状況であるということは理解します。特に私が住む西辛川には私道が本当に多い状況で,実際設置予定期間も未定である状況は御承知だと思います。現状ではこの私道の普及率の数字の取りまとめがなされていない中での把握,課題は把握されているけども,でもそれが全てではないと思います。ですからぜひ,どのような原因で整備されていない私道がどの程度あるのか,またその対策をきちんと探っていただきたいと思いますが,その点において再度御所見をお聞かせいただいて,私の最後の質問とさせていただきます。
 よろしくお願いいたします。
   
◎河原浩一下水道河川局長
   御指摘の私道については,今後も下水道の整備は必要であると考えていて,現存の支援については引き続きやっていこうと考えています。問題提起された高齢者の世帯についても含め,現在その所有者が不明になる家屋というのも増加している状況で,このあたりの問題が顕在化しつつあるとは考えてございまして,そうした問題について当然課題認識をしているところでございます。社会情勢に応じた対応策や検討は必要であるとは考えてございます。
 以上です。